イントロダクション

「『Construction Records』菅原敏 - Park景」のキービジュアル。2026.4.3 - 4.19.

都会の中の公園 Ginza Sony Park。

通りに面した階段を降りていくと、雑踏の音は徐々に遠のき、ソニービル時代の躯体や青いタイルを垣間見ながら、プロムナードを通る風に、さらに地下へと誘われます。

アーティストや作家たちは、そのプロムナードをどのように彩るのだろうか?

Ginza Sony Parkの建設中の営みを収めた映像を、詩で綴った詩人 菅原敏をコラボレーターに招き、彼の眼を通して見た景色を顕(あらわ)にしていきます。

「街が銀色に眠るとき」

当時まだ建設中だったこの場所で、街の呼吸に耳を傾けながら記した一編の詩。ヘルメットを被り、地層を辿るように建設現場へと通った日々がありました。

この建物には幾世代も前の痕跡が随所に残されています。壁の中に埋もれていた青いタイル、昭和の銀座を照らしていたネオンのロゴ。そうした断片をひとつひとつ拾い上げ、新たな時間が重ねられていきました。私もまた、その過去と未来の気配に手を伸ばして言葉を紡ぎました。二年半に及ぶ写真と映像の記録は林響太朗によるものです。そのまなざしが、詩の言葉をそっと導いてくれたように感じています。

本展の詩と写真を通して、この場所に重なる時間の輪郭に触れていただければ幸いです。

街の余白として、静かにひらかれたひとときをお楽しみください。

菅原敏

コラボレーター

菅原敏のアーティスト写真。

菅原敏

詩人

2011年、アメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ウサギと女たち』を刊行。

詩やエッセイの連載など執筆活動を軸に、ラジオでの朗読、歌詞提供、国内外ブランドとのコラボレーション、欧米やロシアでの朗読公演、ギャラリーでの展示など表現の場を横断する。地方創生に関わる詩作や、福祉の現場でのワークショップにも取り組んでいる。

著書に『かのひと 超訳世界恋愛詩集』(東京新聞)、『季節を脱いで ふたりは潜る』(雷鳥社)『珈琲夜船』(雷鳥社)。

Web:詩人 菅原敏

Instagram:@sugawarabin

X:@sugawara_bin

概要

タイトル
「Construction Records」菅原敏 - Park景
会期
2026年4月3日 (金) - 4月19日 (日)
開園時間
11:00 - 19:00
場所
Ginza Sony Park : B3/B2/B1
入場料
無料